蛍光灯のひかりが嫌い

日記、たまに紀行

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

実体のない日々のこと、あるいは死について

都会に1人で住んでいると、とてつもない孤独感に襲われるときがある。 こんなにも人がたくさんいるのに、この世界でたった一人ぼっちみたいな気分になる。 人の波にすぐ埋もれちゃうし。 ちゃんと自宅に戻れるか、いつも不安になる。 毎日、毎日、わたしはわ…

喫茶店勤務のこと、あるいは生活のことについて

喫茶店でのお仕事についてお話したいと思う。 喫茶店では私の他にも、いろいろな事情を抱えている人が働いていた。 新卒で就職したが数ヶ月で辞めて、その後ずっとフリーターをしている人。 年齢的に学生の年齢なのだが、訳あってずっとフリーターをしている…

学生時代に過ごした夏のこと、あるいは「きみの鳥はうたえる」について

何年かぶりに、『きみの鳥はうたえる』という映画を観た。 じっとりとしていて肌に纏わりつくような生ぬるい映画だった。 雨で濡れた町や、早朝の清潔な空気、シンクに溜まった洗い物や床に落ちた吸い殻、空き瓶、枯れた花、食べかけのパン、新品の本の匂い…

仕事を辞めたこと、あるいは「凪のお暇」について

仕事を辞めてから、半年が経過した。 仕事を辞めてからは、とにかく逃げるように引っ越しをした。 理由は二つ。 元職場が最寄り駅にあったため、職場の人間に出会したくなかったのと、 毎日、同じところをぐるぐる回っているような、前に進みたいのになかな…